対談

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はじめに

ヘアデザインPRECIOUSのホームページのモデルとして協力をして頂いたフリーモデルの「猫沢はるか」さんと、表現者にとっての美とは何かというテーマで対談させて頂きました。ヘアスタイリストもモデルも、美の追求や表現の幅を深めることを常に意識している仕事。お互い共感できる部分はどこなのか、気軽に語り合ってみました。

対談者紹介

猫沢はるか: フリーモデル、アマチュアロックバンド 「NEVE」 のヴォーカルとして様々な自己表現を追求。気になる人は「mixi」で「猫、はるか、静岡」などのキーワードで検索!
荒木卓:今年で4周年を迎えるヘアデザイン PRECIOUSのオーナースタイリスト。長泉なめり駅から徒歩1分にあるお洒落でアットホームな美容室。


今回のテーマ:「美」ってなんだろう。

【荒】
猫沢はるかさん、まず最初に先日はプレシャスホームページの一部モデル撮影にご協力頂いて有難うございました 。今、ロックバンドのボーカル、またポートレートモデルなどと、活発にご自身なりに色々な活動に挑戦していきたいということを聞いているのですが、「何かを表現していきたい」と思ったキッカケについて聞かせてもらえますか?

もともと今みたいにすごく活発で外に向けて何かを発信してきた、というイメージなんですか?

【猫】
いえ、まったく逆のタイプでしたね(笑。

わたしはもともとホントに大人しいタイプの子だったんです。多分、今の私からは想像できないと思いますが、ホントなんです。全然目立たないタイプの子で、他の人に物事を言われても積極的に会話をすることが出来ない子だったし。

【荒】
微妙に引きこもりってこと(笑?

【猫】
外には出てたし、部屋の隅で体育座りの体制で一日過ごすこともなかったから(笑、引きこもりではなかったと思いますけど(笑。
言葉を使ってコミュニケーションを取るのがあんまり得意じゃなかったと思ってましたね。

人と話すとか、言葉で自分の気持ちを伝えるのがハッキリ言って「苦手」で、今は結構話せるようになったんですけどね。前は本を読んだり、絵を見たり、映画を見たりばかりしてましたね。そういう文化的なものに触れていく中で、人に何かを伝えてくって、会話だけが手段じゃないなってことを感じるようになって。そして、気づいたら周りにバンド活動してる子が何人かいたことがキッカケで、「それ、私もやってみたい!」と感じたんです。そこでバンドを初めてみたら今まで言葉で伝えられない自分へのもどかしさから一気に開放されて、あとは突き進むのみ!みたいな。ですから、何かを表現することのキッカケは、バンド活動ですね。 荒木さんのスタイリストとしてのキッカケとか、動機ってなんですか?

【荒】
自分は美容師になろうとしたキッカケは、「他の人に何かをしてあげたい」っていう感覚かな。美容師って、「人の為に」的なボランティアチックな感覚が強いんだよね。もちろん商売だから、代金を頂くけども、少なくとも僕の場合はお客さんに尽くす喜びっていうのが大きな達成感だし、この仕事を始めたキッカケでもあるかな。
美容師の仕事のいいところって、自分が思い描いたことがお客様に形になって伝わるでしょ?「綺麗になった!」とか、「こういうイメージにしたかったの!有難う!」とか。そういう人からの生の言葉を自分に掛けてもらえるっていう意味でも、とっても魅力的な仕事なんだよね。サラリーマンより、そういう人の笑顔に触れることが圧倒的に多いと思うんだよね(笑。
そういう意味で、僕たちは二人とも何かを表現する、とか、はるかちゃんはフリーモデルとしても活動しているわけだから、「美しさ」を求めていくるっていう意味では共通してる部分がきっとあると思うんだよね。

araki3?【猫】
うん。自分にとって、「美しい」ことっていうのは一言で言っちゃえば「その物らしさ」とか「自分らしさ」とか、それにしか無いものだと思ってるんです。それは、物であっても人であっても、どこかしらに光る個性があると思うんです。もしかしたらその美しさは隠れてるかもしれないんだけど。自分で引き出せなければ、他人に引き出してもらってもいいんですけどね。
自分で自分の中の「美」を見つけていくっていうのは、試行錯誤や模索、ジレンマなんかとも戦いでもあるんですけどね(笑。その人らしさが光る人って、「美しい人」って言えると思うんですよね。だから、美しさの言葉の定義は必ずしも芸能人的な見た目の美しさや形が整ってるという表面的なものが全てでは無いと思うし、または表面的な美しさを凌ぐ内面的な美しさも存在すると思うんです。

【荒】
僕たちは、商売として美容室として、お客さんを「より美しくして差し上げるというのが具体的に目指すところなんだけど、内面から出てくる美っていうのはとっても共感できるなぁ。
外見上の美はもちろんだけど、それをキッカケに内面の美しさを如何に引き出すお手伝いをさせて頂くかっていうのが僕たちの使命だと思ってる。お客様の内面の美と外見上の美が最高のバランスで融合するお手伝いをするっていうのが、僕たち美容師が求めている最高の目標かもしれないね。
プレシャスはご覧の通り小さな美容室なんだけど、スペース的な問題を除いても席を何十席も置かないのは、常にご来店頂いたお客様ひとりひとりに集中して、最高のサービスと提供する僕たちの気持ちが届くようにっていう願いもあるんです。はるかちゃんは、表現者として「髪の毛やヘアスタイルへのこだわり」ってありますか?
【猫】
コダワリというよりかは、私の場合はその時の気分の反映ですね(笑)。だからツンツンに髪の毛が逆立っているときは近づかないほうがいいですよ(笑)。というのは冗談ですけど、先日プレシャスさんで髪の毛切って頂いたじゃないですか、バッサリと。あの時は、周囲の友人からは「とにかく長い髪がいいから伸ばせ伸ばせ」って言われてたんですけど、自分的にはスッキリと切りたくて仕方がなかったんです。気分の変化があったときなんかは、まず髪の毛から変えたいって強く思いますね。洋服の雰囲気を変えるとか、出掛ける場所を変えるとかでは処理しきれない自分の中のキッカケとして、私は髪の毛が大きい要素ですね。何かあったら、まずは髪の毛から、みたいな(笑。裏を返せば、髪形とかって、自分にとってそれだけ大事なものってことなんですよね。気持ちが表れるところ、かな。お陰さまで、「長い髪のほうが似合うよ」と言ってた周囲の友人たちも、荒木さんに切って頂いた髪の毛をみて「すごい似合ってるじゃん、短いのもいいね」だって(笑。長くしろって言ってなかったっけ?みたいな(笑。

【荒】

それは良かった(笑。似合ってると思うよ、その長さ。大人っぽさが増して、いっそう美人さんになったと思う。

【猫】
ここだけの話、この髪の長さ、評判いいんです(笑、有難うございます。
荒木さんは、お客さんに似合う髪形とかって、どういうところからインスピレーションを得たるするんですか?

【荒】
そうだねぇ、抽象的かもしれないけど、「全体」なんだよね。洋服やお化粧なんかを含めた全体。その雰囲気からそのお客様の背景にある趣味や趣向、好んで読んでいそうな雑誌とか。つまり、こちらが考える「一方的な美の押しつけ」は、お客様との対話の中では成立しないんだよね。
例えば美容コンテストなんかで作る芸術的な髪型を披露するぞってときには、100%自分の主観だけど、あくまでも全体のバランスの中からそのお客様に本当の意味で似合う、そのお客様らしい髪型やカラーリングを提供したいよね。そういう意味でも、お客様の「有難う」の一言、本当に疲れなんか吹き飛ぶね(笑。こちらこそ有難う!って心底思うよね。

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【猫】
その人の全体のイメージかぁ。なるほど。私はフリーモデルと、ロックバンドで歌ってたりするわけですけど、写真は「動きがない静の世界」で、かたや「音と動きが強烈なインパクトを放つ動の世界」なんですけど、どちらも「わたし」であることには変わりは無いんですよね。
その意味で、静でも動でも私が共通して思い描く自分らしさ。つまり自分らしくあることが美しいとするなら、それは「全部は見せない」っていう共通点はあるかもしれない(笑。精神的な「チラリズム」(笑。美容師における精神的なチラリズムってあるんですか(笑?

【荒】
精神的なチラリズム?あるかもしれない(笑)。今日のはるかちゃんの髪の毛のセットも、ある意味チラリズムだし(笑。「内面に凄いエネルギーと爆発力を秘めた子ですよ~」というさりげない個性のチラリズム(笑。

【猫】
あははは、このヘアセット、とっても気に入りました(笑。有難うございます。
そういえば、ヘアセットだけとか、前髪をちょっとだけ切りたいとか、そういうお客さんっているんですか?私なんかは美容室っていうと、よし!今日はいくぞ!って感じなんですけど。
確かにプレシャスの雰囲気って、お洒落なんだけど、どこかアットホームで、自分の空間みたいなイメージがあるから気安いんですけど、カットとかパーマとか、部分だけお願いするのってなんかお願いしにくい美容室って結構ありますよね。もっと気軽にお願いしてもいいんですか?そういう人、います?

【荒】
いますよ。何も結婚式とかパーティーとかの行事に限ったことじゃなくて、もっと気楽な感じで相談に来る人も。一般的にははるかちゃんみたいに、「美容室ってお金も時間もかかるし、ちょっと気になるけど今度行ったときにまとめて」って考えてる人も少なくないんだろうけど、少なくともプレシャスはそんなに構えて来なくても大丈夫(笑。自分の化粧室だと思ってもらえれば。気になる部分だけ、ほんのちょっと整えるだけの部分対応とか、値段も安く設定してあるし気軽に来てもらいたいと思うよね。ほんのちょっと気になるところを放置しないで、自信もって出掛けて欲しいよね。そういう小さいことの積み重ねも、その人の美しさに絶対つながるから。
【猫】
じゃあ、例えば、今度ロックバンドでライブをやるまえにヘアセットお願いしたい、的な気軽な感じでもいいんですか?

【荒】
もちろん!色んな意味でアーティスティックで創造的なヘアスタイルなんかは、僕たちもやらせてもらえると楽しいし。いつでも来てください。

せっかくなので、最後にひとことづつ

【猫】
私がボーカルを務めるバンド、NEVEは静岡県東部を中心に活動してますが、これからどんどん新曲も出来てきてるんで、これからは更に活動地域を広げていきたいと思ってますが、とにかくライブは一度来てほしいですね。音源も出してたり、インターネット上で見れないこともないんですけど、なんでもナマが一番だと思うので、この伝えきれないメッセージを是非直に、ビシビシと感じて欲しいと思います(笑)。NEVEのホームページアドレスは、 http://neve00.com で、ライブ情報を是非チェックしてくださ~い!
あと、モデルとしての活動は、猫沢はるかの世界観を共に写真等で創作してくれるアーティストを随時募集しています。mixi のキーワードで「はるか、猫、静岡」等で検索してみてください。すぐに引っかかると思います。または私のブログ、 http://ameblo.jp/neco3h/ へお越しください。

【荒】
今日ははるかちゃん、ありがとうございました。「美ってなんだろう」っていうテーマだったけど、最終的には「自分らしさ」を如何に引き出すかってことなんだなって、改めて勉強させて頂きました。そして、はるかちゃんのロックバンド、「NEVE」のファンの方々、モデルとしての猫沢はるかちゃんのファンの皆様、是非これを機会に一度気軽にお店に遊びに来てください☆そして一度髪の毛を触らせてください(笑。絶対に数倍素敵な自分の演出のお手伝いをさせて頂きます(笑。

最後までお読み頂き、有難うございました。

 

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